インタビュー:SL建築デザイナーebisuyaさん(後編)

sl-fashion編集部

2007年04月04日 10:03


前回のSL建築デザイナーebisuyaさんインタビューの続きです。
SLでの経済活動やこれからのSLに期待することなど、ちょっと踏み込んだ内容を聞き出しました!


◆お金(リンデンドル)のこと◆

hieroglyph:差し支えなければ、月にどのくらいリンデンドルを使っているか教えていただきたいのですが。

ebisuya:えーと先程も言ったように、買うよりは作ることのほうが多くてですね、買い物ってのはほとんどしません。

hieroglyph:そうなんですか。

ebisuya:そのかわりに土地の維持費とかってのはいくらか支払ってます。

hieroglyph:ちなみにどのくらいでしょうか?よければざっくりと。

ebisuya:合計で7000L$(日本円で約3,110円 4/4付)ぐらい土地に払ってると思います。今、土地が4ヵ所ありまして、内2ヵ所は共同で維持しているのでそれほどでもないのですが。

hieroglyph: 凄い!地主さんですね!

ebisuya:土地の維持費は安いほうですよー。払ってる人は何万L$って払ってますから。で、だいたいそこらへんの維持費ってのは売り上げで全て払えてます。いまだに千手観音が売れるのと、建物が売れてますので充分ペイしてますね。

hieroglyph:というか、千手観音大ヒット商品なんですね!

ebisuya:はい。ニヤリ。

hieroglyph:仏像。(外国の方から見たら)ファンタスティックなんですかね?

ebisuya:外国の方やファンの方によく言われるのは、「ミステリアス。ファンタスティック・クーーーーール」。
歩いてるとcoooooolって叫ばれますw

hieroglyph:アハハ!鎧、お城、刀とかも人気ありそうですね!

ebisuya:そのへんは既に作ってる人がいるので僕は仏像で。

hieroglyph:千手観音に続く次の作品が楽しみです!


◆今後のSLでの活動について◆

hieroglyph:ところで、今後SL内で「やりたい」と思われていることがあれば教えてください。
ebisuya: 企業秘密ですっ!

hieroglyph: あらら。

ebisuya:いえいえ。そうですねー、クリエイターの質の底上げ。

hieroglyph:と、言いますと?

ebisuya:クリエイター同士が切磋琢磨して、お互いにレベルアップしていけるよう、それを支援する施設なりシステムっていうものがあるといいなと思うんです。それで、質の高いクリエイターがどんどん出てくればな、と。

hieroglyph:それは、日本に限らずですか?

ebisuya:とりあえずは日本で。

hieroglyph:日本人は細かい作業が得意、というイメージがあるんですが、それはSLクリエイターにもあてはまりますか?

ebisuya:そうですね。実際、凄いクリエイターというのはたくさんいますし、日本人の作る物はディテールが凝っていて質が高い、と評価されてはいるんですが・・・

hieroglyph:が・・・?

ebisuya:そういうクオリティの高い物を作る人ほど、ブログなどもやっていなかったり発言が少ない。ようは目立たないんですね。

hieroglyph:職人気質って感じですかね。

ebisuya:ええ。そこをどうにか出来ないかなー、と思ってはいるんですが。

hieroglyph:うーん。確かに難しいですね。でも、これからSLを始める人のためにも、今のクリエイターのスキルや作品がもっとオープンなものになってほしいとは思います。

ebisuya:うんうん。なので僕に出来る事ってのは、みんながあっ!と驚くような物をこれからも作り続けたり、制作ノウハウを他のクリエイターと共有してそれを広めていったり、そういう事かなと。

hieroglyph:これからもEBISUYAさんの作品から目が離せないですね。期待しています!

ebisuya:あざっす。

hieroglyph:では最後に。

ebisuya:はい。

hieroglyph:ズバリ!セカンドライフの醍醐味とは!?

ebisuya:クリエイティブとコミュニケーション。創造と交流。そのまんま(笑)

hieroglyph:クリエイティブはまだ未知の分野なので、これから私も楽しみを見つけていきたいと思います!今日はお忙しい中、興味深いお話をありがとうございました!



インタビュー後に見せていただいた、
EBISUYAさんがSLにハマるきっかけとなった千手観音
仏像屋が作った?と思うほど、かなりリアルな出来映え
凄いです!

今回のインタビューはebisuyaさんのアトリエで行いました
場所はコチラ↓
/metabirds/228/26/0/
SLクリエイターインタビュー